Sinp's Wine

ビストロ マルカッサン MARCASSIN

        ★★★★         2010. 3


最初の1杯はボトルの泡。 是非こちらを飲んで頂きたい、とのことで・・・
Le Vinsans Ricard Vin de table Mousseux Vincent Ricard Mousseux
ヴァンサン・リカール ムスー ”ル・ヴァンサン・リカール”

五世代続くドメーヌ。葡萄はソーヴィニオンブラン。2009年にオーガニック申請しているとのこと。
詳しくは、こちらの サイトに。

香りは甘く感じますが、頂いてみると意外とドライでグレープフルーツのような苦味も。
これからどんどん暖かくなる季節にぴったりな感じ。
市販価格で2000円ちょっとかな?


ブータンノワール

アミューズとして。 お店のブログにのっていたもの。
楽しみにしていた一品ですが、沖縄の豚の血を使ったもの。

リンゴのソテー、ルッコラも添えて。 アミューズという割にはがっつりとしたポーションというのも嬉しい。
もっとあっても!!(笑)


断面図はこんな感じ。 プチップチッと白い脂分も入っているようですが、ブータンノワール自体はかなり滑らか。

血くささは今まで食べてきた中では最も少ないかも。 出来上がったものは食感がほろほろと。
ワインにもよく合います。。 この食感と繊細は単純なビストロという範疇に当てはめるともったないかも。
これも素材にこだわり、この食感にこだわっているシェフの努力の賜物でしょう。
もっともシェフはまだ満足してないそうですが。 温度や塩加減などが難しいようです。

ルッコラは苦味は弱めで優しい味わい。 香りはしっかり。 軽いピリ辛。


根室 純血サフォーク子羊のカルパッチョ

今回はメインの沖縄の皮付き子豚を楽しみしていたのですが、今日突然入ったというサプライズとともに。
この貴重性はかなりのものらしいです。

やはり純血、、ということになると大きく育たないことが多いようで、 こちらも生まれた子供から育ったのはわずか2匹、、ということで貴重ですね。ありがたく頂きましょう。


さて、その食感はトロリとミルキーな味わい。 くにゅくにゅという食感が印象的。
あわびのようなちょっと歯にまとわりつくような食感とねっとり感があるのだが、かみ締めると最後にきゅっと抵抗する肉質。 これがかみ締める楽しみを倍増させてくれる。

赤みの旨みもあるが、この食感のほうが貴重な証なのではないでしょうか?
もちろんプレサレということになります。 草だけで育った羊です。 後ほどこちらの内臓も。


ピンクアスパラガスもなかなか楽しいもの。 あとで聞いたのですが、上半分は生のままでしゃきしゃきと。
下半分は火を軽く入れただけで。 タケノコのような食感が生だと楽しめ、その風味がよい。
ピンクアスパラは火が入ると色が飛んでしまうとのことで。。

ドライトマトの酸味も羊肉とアスパラに旨みを与えてくれる。 



各食材のうまさを引き立ててつつ、ひとつの皿にまとめているのはお見事ではないでしょうか?>シェフ。。

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