「Celestial Court 天寶閣」   ★★★○  2002. 1






入店



さて、今日は帰国日。 でも、多少出発が遅めなので昼食を。
ここは日祝は10:30からやっているので、何とか食べることができた。

お昼ですから、軽めに飲茶などを中心に。


テーブル



場所はシェラトンホテルの中。 あまり国内で名前を聞きませんが、一体どうなのか? と。 店はかなり広いものの、時間が早かったため(開店直後くらい)、お客は少ない。(というよりほとんどいない)


点心は紙にチェックして渡す形式。 グランドメニューもいろいろ。

メニュー1メニュー2メニュー3

メニューはなかなか見やすいように工夫されており(種類別にインデックスが付いている)、日本語、英語併記となっている。


メニュー






注文





食事
 

アミューズ


アミューズ



今回、食べたクラゲの中では一番よかったかも。

まずまずのスターターでちょっと期待感が増してくる。






エビ餃子

エビ餃子



まずはオーソドックスな一品を。これで店の力量を計ってみる。

うおぉ〜

うまいではないか!! エビは非常に歯ごたえがあり、ぷりぷりを通り越して こりこりとまで感じる。 外のぷりぷり感はいうに及ばず。

そしてエビの甘さが堪能できる。

餃子の下には極薄い花形の人参がひいてあるが、その辺の仕事の丁寧さも好感。



シーフードとアスパラ


シーフードとアスパラ



薄い皮の下にグリーンアスパラが透けて見え、見た目にもきれい。皮はぷるぷる。

こちらにもこりこりとしたエビの食感。漬け物系の野菜の風味が口の中に広がり、 アフターが長い。 皮の中にしっかりとうま味が包み込まれている感じ。
総じてうまい。

やや人工的な感じ(化学調味料的な感じ)がしないでもないが、私はこれは許そう。




タロ芋


タロ芋



私の好物の一品であり、だいたい注文するこちら。

はちの巣の出来がとげとげとしておらず、サクサクな感じが見て取れる。非常に繊細な感じ。
食べてもその印象は続く。 サクサク、ふんわり、がっしり、しっかり。 外のサクサク感に包まれた中には今まで味わったことのないほどの芋の濃さは 特筆すべきもの。

芋の中には乾物系のうま味もしっかり凝縮されている。 今までの点心で最高クラスの一品。




チャーシューパイ


チャーシューパイ



パイの出来が秀逸。サクサク。  中のチャーシューはやや甘め。 白ゴマの風味、卵っぽさを感じる。 そのためか、お菓子のよう甘い香りが口の中に広がる。




湯葉


湯葉



メニュー1 に掲載されている料理。 一体どんなものか? と興味津々。

点心を食べ終わっても次の料理が出てこず、出発時間が迫る中、 ちょっぴりあせり、またいらいらと・・・


ゆば揚げ。 しゃこしゃこした歯ごたえ。 スープはハム系の香り。
上にのっているのは人参の細かいのであろうか?


湯葉



湯葉で巻いているのは、豆苗、昆布と椎茸。いろいろな歯ごたえが楽しめ料理である。
湯葉はたっぷりスープを吸ってうまみ十分。 柔らかい様な、かつしっかりとした椎茸の食感も好感。

マッシュルーム、しめじ。こんな味の濃いキノコは久しぶり。歯ごたえもよい。



デザート
 

マンゴープリン


マンゴープリン



かなり生クリーム系。 ゼラチン多めでブリブリ系。そのためややゼリーっぽい感じ。 甘さも少々少な目。

マンゴーのアフターは生クリームと相まって、長い感じ。 どちらかというと桃李系に近い感じだろうか?  マンゴーは強いオレンジ色。


マンゴープリン



非常に期待感があるマンゴープリンである。 夏場には一体どんな感じになるのか? と。








総評



費用は360HK$。

印象的には非常によい。 従業員は愛想がいい感じではないが、ちゃんと目を配ってくれている感じ。 客が少なかったせいもあろうが・・・・

とはいっても、客が少なくてもダメなところはダメだからね。


しかし、なんとも言っても点心だ。 一言でいうと、今までの中で食べた点心の中で最高である。 それ以上の言葉が必要だろうか? また次回赴き、それが幻で無かったことを確認したい。


テーブル  テーブル