「 文華 Man Wah 」   ★★★★○  2000. 4






入店




大きな銀色の器に何本ものワインが氷で冷やされている。

アペリティフを聞かれたので、ここは珍しくシャンパンを。 中にはドンペリも見えたが、さすがに恐かったのでモエシャンを かなり立派な注ぎっぷり。

抜栓は午前中ぐらいか。泡はやや弱。やや甘みもあり、酸はにぶめ。 疲れた体にはこのくらいがいいかも。


なお、このお店はメニューにお勧めマークが書かれているので選びやすい。 またポーションは他のお店に比べると少な目。 二人にはちょうどよい量かもしれない。いろいろ食べられてうれしい。

また、小皿に取り分けてくれる。




注文



料理
 

ホタテとエンドウの Black Bean ソース炒め



文華 ホタテとエンドウの炒め



ホタテとエンドウの火の通し方が絶妙。ソースが何層にも感じる

中華というとどちらかというと単純なソースと感じることが多いが、ここのは 意表を突かれた。香りもすばらしい。以後、ここの料理はすべて香りがよく 料理に異なる印象を与えることに成功している。




カニ爪の蒸し物



文華 カニ爪の蒸し物



生姜とネギの香りが香ばしい。

ベースのスープにカニの出汁がしっかりでている。 これは一つ単位で注文可。カニ爪はやや出し殻で味弱し。




鳥肉としいたけとブロッコリーの炒め物



文華 鳥肉としいたけとブロッコリーの炒め



ブロッコリーの歯ごたえと鳥肉のソース。醤油ベース。表現がうまく出来ないが・・・。



野菜プレート



文華 野菜プレート



さまざまな野菜の炒め物の盛り合わせ。

ジャガイモの籠(バターの香りがよろしい)に入ってくる。それを崩して、一緒に各皿 に盛ってくれる。各野菜の歯ごたえがそれぞれにばっちし。塩ベース。


各野菜のうまみなど十全に引き出されて好感。



チャーハン



文華 チャーハン



懲りずに日本人である証「チャーハン」 リベンジ成功!!! 

これこそ私たちの求めていたものだ。


グラスワイン(白)は銘柄不明であるが、飲んでカルフォルニアのシャルドネって感じ。 樽はそれほどきつくないが、中華にそこそこあうか・・・な? これも量がたっぷり。
さて、デザート。




マンゴープリン



文華 マンゴープリン



とある本によると「マンゴープリン Of マンゴープリン」との記述あり。

何万の食費を払ってでも食べる価値ありとの記述を読んで、非常に楽しみであった。 マンゴーの酸味がよく。クリームはもう少し濃厚な方がよい。9点

最高かと問われると、問題かと思うが、高水準にあることは確かだ。




ポーチドピーチ 陳皮のスープ



文華 ポーチドピーチ



洋風にあるりんごのコンポートの桃版みたいな感じ。 甘いけれど、陳皮でさっぱりな印象。が、他の料理に比べてはやや弱いインパクト



燕の巣の卵白プリン



文華 燕の巣の卵白プリン



非常に面白い。本当に卵白。フワフワの食感と燕の巣の食感との Matching 。








総合



非常にいい。前回、今回の旅行あわせて、一番印象的なお店。

量も2人がいろいろ食べられる量でいろいろ楽しめる。雰囲気も静か目で私の好み。 (どうも騒がしいのは苦手なので)

しかし、客層はかなり欧米人が多い。もしかしたら、私の舌はそちら系なのであろうか??? お茶もなかなかよかった。