「 凱悦軒 Chinese 」   ★★★  1999. 10






入店



ランチ。 せっかく泊まったホテルだから、1度ぐらいは食べておかないとね。

例によって飲茶があるが、ここはディナーメニューから 1人用コース x 2 とする。二人用もあったが、そそられず。


凱悦軒 1




注文



料理
 

蟹爪のあげもの



凱悦軒 蟹爪


よくありますねぇ〜 こういうの。 日本的(?)です。

甘酸っぱいソースで食べる。 見た目は赤くて辛そうであるが、全く辛くない。 まずまずで出だしから好調。 赤い実みたいのも添えられていたが。。。 なんでしょう?





スープ (衣笠竹、フカヒレ、鶏肉)



凱悦軒 スープ



赤いソース(先とは別)を少し入れる。 (ちょっと酸っぱい)

衣笠竹を初めて食す。 立派である。 ちくわ型のふわふわのスポンジを 想像すればいいか? 歯ごたえは見た目とことなり、さくさく、と言った感じ。 表現しにくい。しっかりしているが、網目であるぶん軽い、そんな感じ。 スープも上品でいい。 フカヒレはまあ、こんなものでしょう。




アスパラガス、貝 or イカ、人参、キノコの炒め物



凱悦軒 炒め物



二種のソースで塩餡とニンニク。 生姜の利いた味でうまい。 アスパラガスが太い、立派。しかし火の通し加減はばっちりで、 固くもなく、柔らかくなく、しっかり歯ごたえが楽しめる。


ソースはいずれも魚の肝をつかったものらしい。単体ではしょっぱいが、 合わせると微妙なハーモニーが○





ガルーパとサーモンの蒸し物



凱悦軒 ガルーパ



形は何かの花の様に巻いてあり、花びらをイメージしている模様。 別添えのジャンがうまい。(複雑な味わい。甘みのあるもの) くず(?)でとろみを付けたような柔らかい餡ソース。

魚はサーモンの味が強く、ガルーパが負けている。  最後に残ったあんとじゃんを混ぜて食べるとこれがまたいい!!




チャーハン



凱悦軒 チャーハン



米は長米。 香港の最初で最後のチャーハン。

ネギ、卵白、ホタテ。 ホタテの貝柱がはいっているが、主張しすぎず、 控えめでありながら、美味しいだしを出している。 (通常は、ホタテが前面に出過ぎているのが多い気がする)

う〜ん。 うまい。 他のチャーハンもこのレベルか?  レンゲが止まらない。。。




マンゴープリン



凱悦軒 マンゴープリン



見た目は子供用のプリンといった感じ。プリンは柔らかく、マンゴーの果肉は 細かくされている。味はライチンヒン系のさっぱり酸味のきいたもの。

絞った生クリームで濃厚さを増すが、一緒に口にすると生クリームだけが 口に残り、プリンだけがのどに消えていく。生クリームを食べて舌に残って いる状態でプリンを食べると良い。





フルーツの盛り合わせ



凱悦軒 フルーツ



すいか、赤・緑のメロン、キウイ、イチゴ、ブルーベリー

例によって甘みの薄いフルーツ。特別うまくない。  嫁さんは残した。これなら夜の食事のために、胃を開けておいた方がよい。









総合



ヌーベルキュイジーヌの第一人者と言われる場所と言われるらしく、 そのため、あまり期待していなかったが、意に反してなかなかの出来。 一部、まあまあと思われるものあるが、高水準が続いた。

かなり満足感が高かった。