「ヤナギダテ」   ★★★  1998. 6






入店


ランチにて。

場所は表参道の紀伊国屋の裏手当たり、一等地である。シェフは元「ポワロー」の柳舘シェフ。 最近特に評判がいいので、気になっていた一軒である。また日曜日も営業と言うことで、トライ。

(「ポワロー」時代にも一回行ったが、印象はあまりよくない。)



12時予約で、11:55分に到着。既に1組の先客がいる。雰囲気は結構よい。 新しい(昨年6月開店)。どう良いかと言われれるとあれだが・・・。客席は「L」字型 になっており、テーブル数は結構ある。(30近くはあるのではないだろうか?)



午後1時半になっても来客があり、かなりの繁盛。その頃にはぼぼ満席。 昼時はサービススタッフが3名。 

満席近くなると料理の回転が遅くなり、サービスも滞りがちになるのが減点イメージ。



席に着くと、まずは食前酒リストを渡される。店名にある「ランス」はシャンパーニュ地方 の大都市。(かなりのシャンパンメーカの本社がここにあったはず)  従って食前酒リストはほとんどシャンパーニュ。よくこれだけあるな、というほど。 グラスは4種

 モエ・ロゼ 1200円
 ブーブクリコ、ポメリー、ボリンジャー 各1000円。

他にもボトルではビンテージ物やらロゼなど、B4ぐらいのメニューにぎっしり。


んで、ボリンジャーとグラス白を注文。グラスはもちろん、リーデル ^^); 

グラスの白は、コードデュローヌ(ギガル '96)で700円。  (グラスの白は結構割高だと思う。今ボトルで1200円ぐらいだぞ)     量は結構入れてくれたので、ちょっと許す。久しぶりのシャンパーニュであったが、ちょっと 酸味が強く、コクが欲しい私にはちょっと物足りない気がするが、やはり食前酒としては頬がゆるむ。


メニューは 3500円(前菜、メイン、デザート)、5000円(前菜、メインx2、デザート)、 7000円(シェフのお任せ)でどれもかなりの品数(前菜10種、魚3種、肉8種、デザート6種ぐらい) から選べるのは、良心的。 アラカルトはなくメニューの中から、この品数だけ選ぶ方式。 まあ、アラカルトと一緒でしょう。 皿によってプラスαを払う仕組み。 

当然3500円のコースより



注文



アミューズ
 

空豆の冷たいスープ

空豆はあまり食べないので、これは苦みが少なく、空豆くさくない。 従って私にはいいが、空豆好きにはちょっと物足りないかもしれない。 アミューズだからこのくらいがいいのか?



パン・バター

バターはエシレ産のが、小さなカップにどーんと出てくる。 ああ、贅沢。パンも あつあつのが、1個目は表現しにくいが小さい球型状のやつ。なかなかよし。 ただ2個目からは普通のバゲット。 ちょっとうまみたりなし。



前菜
 

温泉卵、ウニ、キャビアのコンソメゼリー寄せ

(+500円) よくあるでしょう? そんな感じ。 個人的にはコンソメ が足りない。コクが欲しいと言うところであるが、嫁さんは結構このあっさり感が 気に入ったようだ。 時に生臭さを感じることもあり、私にはやや悪印象。


牛尾のテリーヌ

牛尾のテリーヌとは珍しい。ということで。中にレンズ豆がたっぷり。  牛テールと言うより、ハムやベーコンといった感じの味。 あまり印象的ではない。 付け合わせのネギがドレッシングにつけたようなものであったが、酸味が心地よく美味。 但し量は結構ある。



他にも岩ガキ(夏物)、フランス産グリーンアスパラなどの本日の前菜にひかれる物多数。



メイン
 

小鳩のロースト

(+700円) うまい。 塩がちょっときついような気がするが、肉がうまい。 ソースに凝っているとも思えないが、一番の好印象。小さな鳩を半分に切って、 それをローストしたような。 従って、頭部や足もある。その上に小さな肉辺が 載っているが、それはどうも内蔵のようだ。それもうまい。


しかし、最初にもも肉にナイフを入れたとき、肉汁が私の肩に飛び散ったの には参ったが、(私が下手だったのではない!!)

これを読んでどんな味が想像できませんか?

また頭に中に白いものがあり、これをフォークでとって食べるように言われる。 
脳味噌だ。

量が少ないが、うまかった。 まあ、あっと言うまであったが。


グラス赤ワイン追加
  1994 ボルドー。 名柄失念。(いかんなぁ〜)



牛頬肉の赤ワイン煮

上等な方だと思う。 ベスト1とは行かないが、よく出来ている。 非常に柔らかい。 他にもウズラのファルシーなど・・



デザート
 

ケーキなどでなく、ちゃっと作ったデザート。(なんじゃそりゃ!)
 

カラメルづくし

クリームブリュレ、プリン、アイスクリームと全てカラメル。とタルトタタン。 嫁さんはことのほか気に入ったようだ。 クリームブリュレは今まで 食べた中で一番。(もっとも数回しか食べたこと無いが)。

クリームのコク、上に焦がした苦み。



アイスクリームのパリパリパイ・ミルヒーユ仕立て
フルーツ添え

読んでその通り。 フルーツはベリー系が数種類か。結構いいけど、カラメルの方が好き。



エスプレッソ
量がすくないが、濃い。 気に入った。 ほんとにちょっとでよかったって感じ。

ハーブティー
ブレンドらしい。 ミントベースで、ローズマリー、バジルなど5種ぐらいだったと思う。 聞いたけど忘れた。 香りが確かに複雑。






総評



サービスは暖かさを感じさせる物ではなかったが、許せる範囲。料理の説明も とりあえずしてくれるし。料理も全てが合格というわけではないが、味・場所・価格・雰囲気など 総合的に見て○。他にもそそられる食材があり、悩んだ。メニュー選びでも楽しい時間が過ごせた。 あ、皿はリモージュ、食器はクリストフでした。 (いいねぇ〜)


これなら、もう一度行きたいと思わせる。