「ラブランシュ」   ★★  1998. 9






入店



渋谷にてランチ。 


もはや老舗と言ってもいいだろう(?)。素材を大切にすること。魚とジャガイモの 扱いが巧みという評判。場所は青山学院の目の前。美容室の脇の小さな階段を上って いくとギャルソンが自動ドアを開けてくれる。


コースは3種。3600円、4800円、6000円だ。  んで、3600円のコース。前菜、メイン、デザート、コーヒー。  前菜、メインともに3〜4種から選ぶタイプ。プラスαの料金はなかった。

しかし、渡されたメニューが読めない。

日本語とフランス語の両方で書いてあるのだが、非常に読みにくい。 これが「味」というのか・・・・?


パンは自家製と有名な小型のパン。またバターの代わりに自家製の豚肉のリエットが出る。 とりあえず、お腹が空いているので、前菜が来る前にぺろりと一個食べてしまう。  このパンはうまい。ただし後で出てくるフランスパンは味気ない。まあ、料理をじゃま しないといえば、聞こえはいいけど。






注文



ワイン

グラスの白  ムートンカデ 800円
はじめて飲んだ。 購入して飲む機会がなかったから。しかし、意外によかった。 香りがいい。 ただ味は薄い感じがする。もっとも冷やして夏にのむのは適していると思う。

グラスの赤  ポールジャブレ(?) 800円
同じく薄目だが、悪くない。




前菜
 

ジャガイモと鰯のテリーヌ。鰯のポタージュ添え

ジャガイモと鰯の層になり、ベーコンで巻かれテリーヌ状に。味わいはまあまあ。 塩味・風味ともにいい。 ベーコンもうまい。ポタージュは生臭くなく、濃厚だ。




こだわり野菜

まあよくありますね。 でもこういうのは自宅で食べられない(?)ので好き。  丁寧に調理されている。 歯ごたえもよい。 自宅で食べる野菜よりはおいしい が、もうちょっとうまみがあってもいいかな? 



メイン
 

本日の魚 ホウボウとイサキのポワレ

量は十分。 味付けも適当。 感動はないがうまい。ボリュームはたっぷり。 魚でこんなに量があったのは久しぶりだ。

最近で自宅でポワレもするようになったけど、なぜかぼろぼろになってしまう。




福島産地鶏のロースト

脚が一本ロースト。こちらも結構なボリューム。外側の皮の塩分が きついが、おいしい。ただ味付けとすれば、魚・肉ともにオーソドックス。 何かもう少し驚きがあってもいいかな?



デザート
 

ムース系が中心で、5〜6種。

バナナのムース(名前失念)

カリッとした何かとバナナのムースを一緒に。




アーモンドのムース(ブラマンジェ)

う〜ん。 これといったコメントはない。



コーヒーと紅茶と一緒に。 プティフールが出てきた。








総評



店は狭いほうだ。 テーブル間隔は狭く、きつきつ。

しかし店は満員。 空きテーブルは1つしかない。サービスも3人でこれがどうも、いかん。 パンを食べ終わったのにも関わらず次のパンを言わないと持ってこない。勘定書きを頼んだのに 忘れて2度頼まないと持ってこない。など、不備が目立つ。

皿の味付けが濃いめな分。余計にパンが食べたくなるのにも関わらず、だ。
グラスワイン3杯、サービス、税などで11100円(2人)となった。参考に した資料には、グラスワイン500円、昼サービスなしとなっていたのに… 


教訓:古い資料は参考にしない方がいい



味はいい方だと思う。思い切った塩分の量と、どれも焦点が定まった料理。 ただもう一度行きたいかというと・・・・・う〜ん。悩むところだ。

他にいいお店もあるからな。ランチで10000円オーバだとすると他に 惹かれるお店も多いと思う。