入店今月末土曜が出にくくなりそうな感じなので、土曜日にしかいけないレストランということで。 こちらのランチへ。 場所は恵比寿。 もうオープンして3年ぐらいは立つだろうか? 前から行きたったレストランである。 そう、パリの2つ星ギーサヴォワのセカンド店の東京店である。 当日、予約して入店は1時ごろ。 駅からあるいて5分ほどであろうか? 目の前のラーメン屋の 行列を横目でみつつ、エントランスに入る。 入店すると・・・・・・・・・席である。 そう、あたりまえのようであるが、席である。 つまり、入り口から一番近い席まで1m(?)という距離である。 ここまで近いのは 新宿のビストロ・ダ・コテぐらいではないだろうか? つまり真夏はドアが開くと外の熱気 が、真冬は外の寒気が直接、客にあたるわけである。 なお、帰り際には暖房が切られたらしく、そとからの隙間風を感じて、寒い思いをした。 なにしろ、この日は3月30日。 桜と雪が一緒に見れた日である。 さて、このお店であるが Sinp's world 初の であった。こちらはフラッシュなど使っていないにも関わらず、である。まあ、しょうがないですね。 お店の方針なのでしょうから・・・・ もしかして、この出入り口を見せたくないからじゃない? なんて勝手な憶測も(笑) フロアはグリーンな椅子と木調のインテリアで統一され、壁には大きな絵がかかっている。 フロアのサービスは男性、女性の2名で行われる。 当日はほぼ半分ほど席が埋まっていたが、 満席だとかなり厳しい状況が予想される。 我々が行った日はまったく問題ないサービスであった。 非常に丁寧な物腰であるが、声は非常に小さく、一人にしか聞き取れないものである。 ランチは、3500円と7000円のコースとアラカルト。 二人とも3500円のコースにて。 前菜、メインの2皿構成で、それぞれ数品からのセレクトである。 当日は、前菜は、サーモンのタルタル、根セロリのスープ、ホワイトアスパラのラビゴットソース(+1000円)、 メインは、魚(平目のブイヤベース仕立て)、肉(羊のハラミのロティ)とのことであった。 なお、このやりとりはすべて口頭によって行われる。 フレンチに慣れていない人だったら聞き取れるんだろうしょうかねぇ〜 まあ、いいけど。 なお、例によって下記の調理名は適当である。 注文
総評料理は総じてよい。 しっかりした腕の持ち主であることを実感できる料理群。 ただ、素材がそれについてきてない。 非常に惜しい。 塩分が濃いとの噂もあるようであるが、確かに濃い目。 だが、これが「パリ」である。 フランス料理である。 立派である。 よく向こうで修行したといいつつ、フランス料理だか分からないものを出すところが あるが、やはりこうありたいと思わせる料理である。 ただ、無理がある。 高い土地代やその他もろもろの制約もあるのだろう? 普通の食材でがんばっているのが、食べてて悲しくなるほどである。 もったいない。 是非、郊外にでてよい素材を使って、思う存分腕をふるって欲しいと思う。 ただ、おそらくもう訪問することはないだろう。 なぜなら、楽しくないから。 サービスは丁寧で、親切。 文句はない。 なのに、なぜだろう? 楽しくないのだ。 途中、嫁さんがソースを洋服に少しこぼしてしまったときもすぐ高温に蒸らしたタオル をもってきてくれたり、帰りは外まで送り出してくれるなど。。。サービスは悪くない。 「レストラン」の語源をご存知であろうか? 確か「元気にさせる」というものだったはずだ。 私が昔読んだ記事に「おいしかった」という客は2度来ないが「楽しかった」という客は また来てくれる、そんな主旨の文章であったように記憶している。 至言である。 そして、このお店はそれが出来ていないように思えてならない。 そう思いませんか?? |