「ブラッスリー グー Brasserie Gus」   ★★★  2001. 6






入店




ああ、貧乏なんだけどビストロでランチがしたいと思ったらので、こちら。


なぜ、ここか? ここのシェフは、かのビストロの名店「プルミエ」で修行した人が 開いたお店であるとのこと。 それなら、安心していけるでしょう。。 ということで。

場所は神楽坂。 ちょっと分かりにくい場所であるが、何を隠そうビストロの激戦区。 さすがの自信である。



そして、値段も剛気にランチ1000円とは破格である。 前菜、メインの2品で。 そしてプラスαなし。 う〜ん、すごい。


メニューを見る限り、プルミエより選びがいがあるんじゃないのでしょうか?
詳細なメニューはこちら。(重いです。) メニュー1メニュー2メニュー3メニュー4



それだけではないようだ。本日のメニューもあるようだ。これはプルミエにもないことである。 (って最近行ってないから変わったかもしれないけど)



黒板




テーブルクロスは安っぽいビニールではなくて布の2枚重ね。 そして、箸置きはプルミエと同じもの


はしおき はしおき


スプーンとフォークは使い回しである。





注文





前菜
 

鶏レバーのパテ


鶏レバー  鶏レバー



好きなんですよねぇ〜 この味。 塩分もしっかり。これをパンに塗りながら 白ワインを飲んだ日には、もうこたえられません。

久しぶりに食べたけど、ねっとりとした食感でおいしいです。いくらでもパンが食べられてしまいそう。 立派だよね。 これが1000円の前菜よ。


ただし、今回は白ワインはなしです;;






ラタイトィユ


ラタイトィユ  ラタイトィユ



ちょっと写真はピンぼけ?

これ!! って味ではないけれど、上等、上等。 肩こらずに素直に美味しい。トマトが効いていて濃いめの味わい。





メイン
 

仔牛脳みそのムニエル


脳みそ  脳みそ"



胡椒の風味と揚げたニンニクの食感。 そして脳みそのムニュムニュとしたリードボーと似た 感じがなおよろしい。 そのふっくらとした仕上がりといい。。

付け合わせのキャベツも甘く、よい相性を見せてくれた。 もちろんボリュームもたっぷりである。

そう、メインのお皿がしっかり温められているのにはびっくり。 このクラスでこんなサービスが 得られるとは!!




牛タンのポワレ 香草バターソース


牛タン  牛タン



こちら、確かプルミエの名菜として名高い一品。夜しかだしていなかったので食べたことがなかったが、 こちらではお昼時に普通に。。

見た目はあまりよろしくないが(笑)


ああ、おいしいです。 表面がカリッとしていているところがいい。香草も見た目はものすごい量であるが、食べてみるとそんなに強くは感じず、 そして牛タンもほろっとナイフを入れると崩れる繊細さ。 シチューのようなとろみはないものの 繊維がほろりとくずれていく様子がよろしい。

味も中の方にまでしっかり通っており、本当に1000円で食べられることを感心してしまう。





テーブル





デザート
 

盛り合わせ


盛り合わせ



一品400円ぐらいであるが、3品盛り合わせ(好きなものをセレクト可能)で700円

そうと分かれば、当然行くでしょう!!



私が選んだのは、こちら。 ブランマンジェ、シブースト、ガトーショコラ。 ブランマンジェはあまり感心できない出来。 素人の雰囲気がばしばしと。 自分で選んだのでは なく黙って出されたらまったくそれとは分からないものでした。

シブーストは外のパリッとした感じはなく、ふっと口の中でとろけるような感じが珍しい。 こちらはまあまあか。 そしてガトーショコラ。 こちらは濃いねぇ〜 色はあまり濃いめでは なかったので、あまり期待せずに食べるのとなかなかの出来でる。 これはお勧め。


お皿はしっかりと冷やされているのにも感動である。



ブランマンジェ  シブースト







盛り合わせ2


盛り合わせ2



嫁さんが選んだのはこちら。

アーモンドのアイスクリーム、カボチャのプリン、バナナのパルフェ。

アイスクリームに混ぜてあるクラッシュアーモンドの食感がよかった。

どれもまあまあといったところでしょうか? 華はないが実直な感じ。 優しい家庭のデセールである。




アーモンドのシャーベット  カボチャのプリン










総評



いやぁ〜 なんといういいお店だろう。。 味と価格、そしてサービス。


味やメニューはもちろん、この手のビストロのものであるが、塩もきつすぎず(私には)、 うまみも十分。 そして、この価格。 


エスプレッソにいたっては200円という価格である。


サービスは当然、サービス料はとられないのであるが、しっかりと応対しているのは マダムであろうか? プルミエはかなり無愛想な店員であったが、それに比べると なんと温かい感じがすることだろう?? 

当然、お店は満員である。 忙しいにも関わらず、ぞんざいになることなく応対してくれる。 そして、この価格帯でしっかり皿も冷たい、温かい状態で供されるなど、驚異的といっていいと思う。


こんなお店が自宅の近くにあったら、と思わせるお店である。 たぶん、同じようにお金がないときに 今後も通わせてもらうと思う。 





グー