「ラ・ベル・ド・ジュール」   ★★○  1997. 6






くらぶ活動


私の周りの食べることが好きなメンバーで構成された単なる「不定期食事会」をそう呼ぶ。 数ヶ月に一度開催予定。下記料理名は正確ではありません。雰囲気で察してください。

また、あくまで個人的な感想にすぎませんのでご了承ください 評価で○は0.5だと思ってください。最高☆☆☆☆☆。






入店




例によってボーナスの季節である。


サラリーマンであることをちょとうれしく思う瞬間であろう。
お店は以前から念願だったこちら

さて、その結果報告&感想ですが、まず一言残念だったと言う他ないでしょう。。


料理はメニューでアラカルトから選べる選択肢のみで選ぶ楽しみ があったのは良かったのだが、料理の質が伴ってきていなかったように思う。 パンが持ってこられて、触った瞬間に「温かくない」!!

この段階でかなり不吉な気がした、そんなスタートからの料理。 計4名。






注文





アミューズグール
 

タマネギのキッシュ


その味の単調さ。。まずくはないが、うまくもない。 普通のレストランだったら、もう少し気の利いた物もって来るぞ。 (オーソドックスであれば、もう少し味をよくするか、変化を加えないと)



前菜
 

リードヴォーとフォワグラのジュレ バルサミコ酢(1800円)


このお店のスペシャリテ。ちょ〜有名な一皿。

見た目はパテのようなゼリー状の物。ゼリーが全てバルサミコで出来ている。 バルサミコのクセがかなり前面に。個人的にはまあまあ。

これも、もっとコンソメが効いた味の奥行きの深い物を想像していただけに期待はずれは否めない。




エスカルゴのコロッケ(1500円)


このお店のスペシャリテ。ちょ〜有名な一皿。

店の説明ではかなりの香草を利用しているとのことだったが・・・・ エスカルゴの唯のニンニクバターで食べる方がうまい?



リードヴォーとラングスティーヌのフリカッセ(1700円)


これも、以前の姉妹店で食べた方が美味しかったと思う。 (昔のことで記憶が旧いのかもしれませんが)



メイン
 

子羊のロースト(2500円)


乳飲み羊(まだ草を食べたことがない子供の羊)を使ったさっぱりした料理。

以前から試してみたい食材だった。 非常に淡泊で僅かに乳臭かったかな? あまり印象がない。




オマール(2900円)


私が注文しておきながら、全然覚えていない。。。



リードヴォーのソテー(2700円)


かなりこってりしたクリームソース(?)で食べさせる。 今回の中では一番まし。



エビ(2700円)


同じエビを使った料理だが、対照的に非常にさっぱりした料理。



デザート(1000円)
 

盛り合わせ


3種。どれも今一つ。

2個が通常のようで、3個頼んだら、一つづつ少し小さかった。 まあ無理に応じてくれたのは嬉しかったが。。。



プリンと・・・・(忘れた)


プリンはまあまあ。 でも覚えていない。



アンニン豆腐もどきのデザート


かなり美味しかったと思う。

感動していた人間もいたようだ。(帰るときも美味しかったと言っていた) 上にマンゴーの切り身がのっている。ソースは・・・忘れた。






総評



他、エスプレッソ & 紅茶(350円)、キール 900円、グラス白(900円)、グラス赤ワイン(900円)
客数は少ない。あんな客数でやっていけるのか?と心配するほど。。

サービスは肩がこらず、いい感じ。 偉ぶったサービスは居なかった。  皿の取り替えをかなりやっていたが、嫌な顔はしていなかったと思う。

これは好印象(嫌な顔に気がつかなかっただけか?)。
料理の説明も十分。


ただ、メートル・ドテル(?)以外の皿の運び手がまだ

とりあえず

   廉価なレストラン


であろう。

コースで2、3品からのセレクトタイプと、全てアラカルトで注文では 材料の仕入れ、下拵え、実際の調理が違いすぎる。

これらを全て考えるととても同じコストでは再現できないと思う。 それをあの値段でやっているのは、やはり評価すべきだと思う気がする。



問題は味だ。

料理自体は結構手が込んでいると思うし、丁寧な作りをしているような感じがするが、何かぼやけている。 既にぐるめ倶楽部としては手遅れではあるが、再度ランチにてその真価を問おうてこようかと思います。