アンプティトゥール un petit tour

★★★○         2012. 4
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最近お気に入りの こちら 。 前回のボルドーフェアに引き続いてお任せで。
嫌いなものは何もないので、ワインとセットでコース設定をお願いいたしました。

知人が時間があるというので、食事会を設定させていただき、自分の願望でこちらに(笑)
そして、前回ワインとマリアージュという点ではメインがもう一歩、、というところでしたので、お値段を普段よりプラスして。

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席は奥の半個室のところで、隣のガラス越しにはシェフの調理場が丸見え。
目の前に置かれたメニュー表からは、予想以上の品数で驚きとともに、期待感がさらにあがってくるのが分かる。

まずはアミューズ。 アミューズも3品っていうのがまたすごい。 ゆっくりグラスの泡とともに楽しみましょう!

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玉ねぎとジャガイモのスープ

とろみがあって、スプーンがいるのでは?? と思ったが、意外にさらっとしてそのままいただけます。
ふんわりとした玉ねぎの香りとジャガイモの風味がたっぷり。 しかし、飲み口はしつこくなく。
ポタージュというよりスープに近い感じでさらりとしたもの。 上にあるのはオリーブオイルでしょうか? こいつがアクセントに。

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自家製ヒイカの燻製

ほんのりと燻製の香りがして、火入れが素晴らしく外はちょっと火がはいっているのですが、イカの内側はまだ生っぽい感じ。
オリーブオイルがまたいい仕事をしています。 イカの旨みも生きております。

前回スパークリングと相性のよいアミューズが印象的でしたが、これだけに限りませんが今回は単体でいただいて美味しいものが並んでいます。

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マグロのタルタル

こちらは以前いただいたもののアレンジ版ですね。 マグロが柔らかいのが特徴でするっと。
下のパンがかりっとした食感のアクセントに。

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メインの赤ワインはこちらになるそうです。

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パンは近所のパン屋で購入しているものだそうです。
以前は自分のところで焼いていたそうですが、お客さんからパンが重すぎる、ということでこちらにしているということです。

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フランス産鴨のフォワグラとクレームブリュレ ポルト酒ビネガーと黒胡椒

中華の黒酢にも似た香りがふんわりと優しく。 上はかなりしっかりとしたパリパリな表面。
中にはふんわりとしたとろとろ加減。

頂くと、さまざまな食材の風味が口の中に現れては消えていきます。
最初にかりっとした表面の固さをふんわりと包むこむフォワグラ。
キャラメリゼの苦味で〆たと思ったら、最後にはまたあのビネガーの香りがふんわりと口の中であふれ出します。


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時折ある胡椒もアクセントになっており、意外に食べ応えがありますが、飽きさせることなくするっといただけてしまいます。
フルーツを使った酸味と甘味、、という定番の組み合わせではありませんが、すごいバランスと組みあわせと思いました。
こちらには苦味と隠れた酸味と、控えた甘みというものを香味よく。

これにあわせるワインは、

Meurault Joseph Drouhin 2008

2008ということで酸味の不足を心配したが、さすがにそんなことはなく。
きりっとした酸味で、ムルソーによくある樽たるしたものではなく、シャープでいながら、ふくよかな感じ。
うーん、うまい。。

半個室ですが、この小部屋におそらくこのワインの香りが満ちていたと思います。

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北海道産生ウニとフランス産ホワイトアスパラガスのババロア ミルフィーユ仕立て

アスパラのババロアは真っ白。 後で聞いたらクリームでこういう色になるとか、、
クリームで白くはなるとは思いますが、、それにしても白いので。

ババロアの下にはタルト生地(パイ?)がしいてあり、生ウニに塩分が足りなければ塩をかけて、、ということで。

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こちらも滑らかなババロアの食感とパイのコクと食感のアクセント。
ウニはそれ単体で主張するわけでもなく、ババロアと異なった滑らか感と旨みを追加してくれます。

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全体としては優しい味わいですが、どれも欠かすことなく一つの料理として完成していると思います。
塩をするとウニが頭一つ飛びぬけてバランスがくずれるし、またパイ生地がないと、なにか物足りない感じになってしまいます。

皆、思わずその繊細さを楽しもうと無口になって、、ついつい目の前の皿に集中してしまうぐらい。。

それにしても、、ややピントがはずれているな、、今回;;
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