ラ メゾン クルティーヌ (La Maison Courtine)

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オマール海老のシャンパンソース、アランサンドランスのルセット

実は一番楽しみにしていた一皿。
ここまでのお皿を十分楽しませていただいているので、総崩れすることなんて考えもつかず、期待感ばりばりのまま、それをしっかり上回ってくれます。

ブログでも、
”これは試食で個人的に一番感動したもの。 地道な下拵えと創意工夫をこらした末にできあがる一皿、
フレンチってやっぱりいいなと思わせる味。完熟のブルゴーニュのように繊細で複雑で解釈不能な美味さ。最高。 ”
とありますが、これは私もそう思いました。

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周りの黄色のソースは柑橘系の爽やかなもの。 混ぜてしまうとまったく分かりませんが、
単体だけちょっと味見してみると分かります。 あとで伺ったところ、柚子だそうで、、
うーん、柚子とは思わなかった!

さて、肝心の味わいですが、、基本バニラなんです。 驚いたことに。
バニラだとやや甘ったるい感じがしますが、それが意外に頂いてみると、オマールの甘さを引き立てる絶妙な仕上げになっているのです。

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こちらをご覧いただければ、オマールにもかなりのバニラでまぶして(マリネ?)いるようなんですが・・・

とにかく、なんか分かんないけど旨いです。 ザ・フレンチという趣き。
これは赤でもいいですが、こってりの白ではワインでも楽しみたいですね。 意外に合わないかな?
蕪もしみじみ甘さを引き立てて。 

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牛フィレ肉とフォアグラのロッシーニ風

正直、こちらもまあ美味しいだろうけどね〜
という先入観のありありで迎えたメイン。

私が間違っておりました。

ブログでも、
”結婚式でしか召し上がったことの無い方も多いであろうこちら たっぷりのフォアグラもいいのだけど牛フィレの完璧な火入れはその存在をも霞ませます。”
とありますが、最近の結婚式は地味婚が多いので、こういうのも少なくなったのでは?
フォワグラとトリュフのうまみはもちろん知っているつもりだったのですが・・・

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この一皿は、「香ばしさ」が肝で、想像以上にこってりとしてはいない。
もちろん、あっさりなどということはないが、(下の断面図参照)赤身に近い肉質にあうソースの味わい。

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なんという旨さ。 旨すぎないギリギリといったところか?
ロッシーニということは分かった上でさらに旨い、、というより上手いと思わせる一皿でした。

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これだけたっぷりのフォワグラが嫌にならず、ぺろっと食べてしまえるのかはかなり謎だ、、

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ちなみに、、今宵は我々のほかは一組のみ。
料理に集中できたと思いますので、本来の力量を発揮していただけたのかな?と勝手に思い込み(笑)

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タルト・ショコラ

周りにはキャラメルの飴。クリスマス仕様だそうで、クリスマスの時はブッシュドノエルだったそうで、、

実はブッシュドノエルって食べたことあったかな?

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酸味のソースが濃い目のショコラをさっぱりと。ちょっと固めの表面の滑らかなショコラがなかなかに美味しい。

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プティフールもかなりのレベル。 この小さな小さなカヌレも美味。 あとはたっぷりのバターを使ったと思われるフィナンシェ。

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写真はないのですが、、〆の飲み物にはエスプレッソをいただいたのですが、、、さすがカフェフレスコ!といったレベル。
好みが分かれるところかと思いますが、こんなしっかりと酸味は初めてです。 しかし、これが一口サイズには後に残る芳香とコクが印象的な〆になっております。

酸味が弱い人にはあまり全面的にオススメできませんが、是非試していただきたい飲み物かもしれません。

(最近では珍しくないかもしれませんが)随所にこだわりがあり、それが意外な一面となっており楽しめる食事となります。
元日からこんな素晴らしい食事が出来ると思っておりませんでした。
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