Delamotte 1995
まずは乾杯の泡。
最初は非常に酸が鋭い印象。 しかし、しばらくすると落ち着いてきてバランスが非常によくなる。
うまい、と。 あまりイースト香は強くなく、好みのナチュラルな感じ。 まだこのくらいの年だと
どちらかというと苦手なシェリー香もしないし。
泡も綺麗です。 よいスターターです。
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前菜 |
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豚足のテリーヌ
注:写真は2人前です(笑)
たっぷりとした肉感とうまみ。 ゼリーもしっかりとうま味がたっぷり。
バルサミコ風味であろうか? やや酸味と独特の感じ。
ゼリーは酸がしっかりとして、豚の独特の臭みもなく、好きなテリーヌのタイプである。
シャンパンと良い相性で、食が進む。 こういうのを家で作ってどうしてもこういう味にならないのはなぜ??
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Chateau Grillet 1996
おお、すごい!!
シャトーグリエっすか!! う〜ん、初めてである。 前から一体どんなものか興味があったワインである。
まさかいただけるとは。。 ありがとうございます。
ビンテージは割と古めの1996。 コンドリューはあまり寿命が長くないらしいが、
何でもこのグリエだけは別格などとも聞く。
さて、飲んでみると味、香り共に、え!? これがコンドリュー?
って感じでかなり意表をつかれた感じである。 清酒の吟醸香がするような気がする。
1〜2時間置いてみたが、この吟醸香はさらに強くなる一方で清酒の古酒にある香りにも
似てくる。 う〜ん、面白い。
味わい的には、すっきり系で、香りのせいもあるだろうか、キレのよい純米大吟醸酒
といったところか?
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ガレット
エビのガレット。 酸味と甘みのバランスのソース。 上にはバジルペーストであろうか?
非常に直球的なうまさに満ちあふれた料理である。
そとのぱりぱりとした食感とエビのブリッとした風味がよく合う。
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帆立貝のムース キャビア添え
温かいというかアツアツである。 今まで食べた帆立貝のムースは冷たいものばかりで温かいものは初めてかも。
トマトの酸味と甘み。 トマトと貝のうま味だろうか? スープがうまい。
ムースを口に運ぶと口の中に広がる、帆立のよい香りと甘み。 ローズマリーも一つのアクセントになる。
ふわふわ、アツアツのムースが幸せな気分にしてくれる一品。
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Meursault Comtes Lafon 1998
帆立に合わせたのはこちら。
コント・ラフォンっすか!? う〜ん、今日はすごいラインナップだ。
初コントです。。
たっぷりのアルコール。 樽らしくはないが、たっぷりとしたその風格。
ブルゴーニュワインのある種のイメージの典型的な感じ。教科書的なワインではないでしょうか?
アフターは長く、口の中にいつまでもそのわずかな芳香が残る。 これが村名っすか。
徐々にバター香やナッツなどがたっぷり現れてくる。
先日飲んだニーロン(ピリュニィモンランシェ1er)に雰囲気が似ている感じがする。
こっちの方がもっと濃いけど。
我が家的な好みだと、後数年欲しい。 ご一緒したご夫婦には「ぴたっ」と合ったらしい(笑)
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フォワグラ大根
今まで何度かフォワグラ大根を食べたが、今までで一番よかったかも。
単品で大根を食べても、たっぷりとスープを吸い込んでうま味十分で、ほんのりと後味に苦みを感じる。
単なるフォワグラのしつこさを消すための付け合わせではない。
ファワグラもそれほど脂がきつくないように感じる。 それは上に載っている味噌状の物体がその脂臭さを消している
のであろうか? そう、それは牛蒡がベースになっているらしいのである。
身近な香りだと思ったが、最初はそれが何なのか分からなかった。牛蒡と聞いて「あぁ、そうそう、牛蒡だよー。」と
納得。
牛蒡のほんのりとした土臭さがフォワグラの脂とこんなにあうなんて、誰が想像できただろうか?
ある種、柳川に似たイメージ(笑)
それにしても、料理としての完成度が高い、トータルバランスの組み合わせの妙が素晴らしい一品。
定番としたい。
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ムール貝のスープ
新鮮なムール貝の旨さをストレートに味わえる一品。
ジャガイモ。 貝類のよい香りに満ちたスープ。 貝のうま味。トマトの酸味もいいアクセントに。
こちらも直球的なうま味に満ちた一品である。
うま味に満ちたスープです。 って当たり前に聞こえますが(笑)
この頃から徐々にお腹が・・・・・
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メイン |
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アニョー
こちら、非常にもったいない事をしました。 メインを残してしまうなんて。
国内では北島亭以来のことである。
さて、限界状態で食べたこのアニョーであるが、うまかった。
肋骨の部分の脂のうま味は久しぶりにアニョーに満ち満ちた一品であった。
さすがに乳臭さは感じないが上質な肉質であることは一口食べて分かる。
また骨の周りの肉もいいです!!
赤身の方も非常によい。 よい火加減。 どうしてこんなにしっかりローズマリーの
風味がついているのだろう? と不思議に思うほど。
ただ、唯一の欠点は私の皿の赤身(の方だけ)はかなり塩分が強いように感じた。
パンなしではちょっと辛かったのであるが、嫁さんに聞いたところそんなことは
なかったとのこと。
って、残したのは私の胃が限界だったからです;;
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Chateau Certan
そろそろ飲み頃に入りはじめ、というこのワイン。 確かに。
肉料理にはよく合う。 もちろん我が家的にはあと数年置いておきたいところであるが(笑)
大きいグラスを持っていこうと思っていたのですが、出かけるときにばたばたしてすっかり
忘れてしまいました;; 一体、大きなグラスではどんな表情を見せてくれたのでしょうか???
残念なことをしました。
ポムロール。 産出量1800ケースでビューシャトーセルタンの隣だそうで。
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デザート |
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キャラメルアイスクリーム
こちら4回目になりますが、非常に私好みのいい出来でした。
濃さ、甘さ、風味共に。 美味です。 是非、持っていったデザートワインに合わせたかった。
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Coteaux du Layon Saint-Aubin `Clos des Bois' 1998 Domaine Jo Pithon
ハーフボトル。 もう飲めません状態。 印象的には苦みが強く、甘みが少なかった。
予想外のイメージでした。
購入は藤子西さん。以下、ご紹介の文章を掲載させてもらうと、
ロワール地区切ってのヴィオデナミ生産者のワイン。
彼等は本来の‘自然’に忠実に、と酵母・あらゆる酵素・補糖は一切添加しません。
ロワールは一番年による影響の受けやすい地域なので補糖は当然のごとく行われているのでが、
ジョーはその年その年の良さを最大限に尊敬を込めてワインとして造っていきたいので、
補糖に頼る事はしないのです。
その結果残留性の糖分を貴腐やジュラ地方で行われるパスリヤージュ
(ぶどうの房を長時間放置して干しぶどう状にして糖分を凝縮させる方法)
を彼等の考え方に取り入れております。そして全てのワインを樽の中で12〜18ヶ月熟成します。
『THE WINE ADVOCATE』1997.10.31(Issue 113)でもすべてのワインに93〜99点を取得、
名実トップのコトー ドゥ レイヨンの王様です。彼の日本進出は1997年からで、
このビンテージで2回目。
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