Sinp's Wine

初皿 〜 汁物 

初皿
初皿
季節の品々がいろいろと。

割竹に入っているのは、エビの寒天固め、うり、雲丹、さつまいもの4種。

下の写真の左の竹の器に入っているのはじゅんさい。

初皿


エビは甘みたっぷりであるが、寒天は出汁を固めているが、殆ど味はない。
じゅんさいも、味はあまりなくじゅんさい自体の鮮烈な風味が楽しい。

つるりとした食感が夏にふさわしい。つるん、こりこり。。

雲丹は濃厚な味でお酒にあいそうだ。


初皿    初皿


水無月豆腐といわれた下の籠には、稚鮎と沢ガニの唐揚げ。
豆腐はなめらかでちょっぴりミルクの風味。喉ごしががいい。
添えてある本わさびと共に口にすると、ぴりっと味がしまる。

稚鮎はかなり苦みたっぷりで、沢ガニは予想通りの食感。 供される温度は常温。
鮎は揚げたてのアツアツだともっと美味しいかも。

どのお皿も味は薄め。 以後の皿とは大分異なるつくりだ。

汁物
汁物
水玉冬瓜の他には、春雨、絹さや。

鯛と鳥でとった出汁のスープが秀逸である。 生臭みもなく、うま味が充実している。

水玉冬瓜はスープより塩分が強い。 従って、別のもっと強い塩分の出汁で煮られてこちらのスープに移された模様。 この冬瓜は塩分が強いせいか、さらにうま味を強く感じる。

そして、オレンジ色に見えるのが、百合の花らしい。 こちらもしっかりとした塩分。 そしてしこしことした食感がまたおもしろい。

黒胡椒も結構効いていて、好感の持てる一品。

こちらのお料理、器が少し凝っている。
スープが入っている器は打出しの金物で、陶器にすっぽりと入っている。ここまでは普通だが、 陶器の中には熱っした小石が入っており、その熱でスープが冷めにくいようになっている。

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